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特集 専門医必携 新外科手術書―新しい手術手技のエッセンス
VII. 肝胆膵
1.腹腔鏡下肝左葉切除術の手術手技
Laparoscopic left hepatectomy
守瀬 善一
1
Z. Morise
1
1藤田医科大学岡崎医療センター
キーワード:
腹腔鏡下肝切除術
,
肝左葉切除術
,
腹腔鏡下肝葉切除術
Keyword:
腹腔鏡下肝切除術
,
肝左葉切除術
,
腹腔鏡下肝葉切除術
pp.593-598
発行日 2021年4月10日
Published Date 2021/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_593
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腹腔鏡下肝切除術では,横隔膜下腔で肋骨の籠の中に守られた肝臓に,腹腔鏡と鉗子が尾側からアプローチして手術操作を行う1).肝左葉切除術では肝離断面が尾頭側方向の単一平面であることより,腹腔鏡下アプローチでのアクセスがよく,肝離断・止血操作が比較的容易となる.特に,左尾状葉を温存する肝左葉切除術は,小網より腹側ですべての操作が完結して下大静脈操作の必要もなく,部分切除,外側区域切除に次いで腹腔鏡下アプローチが一般化される可能性が高い術式である.
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