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特集 最先端の消化器外科クリニカルパス
II. 各論
1.食道・胃外科におけるクリニカルパス―安全なERASをめざして
Clinical pathway for esophago-gastric surgery:aiming at safe early/enhanced recovery after surgery
鍋谷 圭宏
1
Y. Nabeya
1
1千葉県がんセンター食道・胃腸外科
キーワード:
食道・胃外科
,
クリニカルパス
,
術後早期回復(ERAS)プログラム
,
バリアンス
Keyword:
食道・胃外科
,
クリニカルパス
,
術後早期回復(ERAS)プログラム
,
バリアンス
pp.18-23
発行日 2021年1月1日
Published Date 2021/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_18
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食道・胃外科においては,既報のエビデンスや術後経過日数だけにとらわれずに,各施設の実情に応じたアウトカム指向のクリニカルパス(CP)の適用が望ましい.癌の長期予後向上のための周術期栄養管理のエビデンスも,今後はCPの推奨介入事項として考慮すべきである.食道・胃外科では,患者の多様性への対応を常に忘れずに,画一化した管理と個別化管理をチーム医療で融合させて,安全な術後早期回復(early/enhanced recovery after surgery:ERAS)をめざすことが重要と考える.
© Nankodo Co., Ltd., 2021