発行日 2003年2月1日
Published Date 2003/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00393.2003197832
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膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMT)は,予後のよい疾患群として知られており,悪性の膵管内乳頭粘液性腺癌であったとしても手術切除により根治できる可能性が高い.しかし,いったん浸潤した場合の悪性度は通常性膵癌と同様と考えねばならない.したがって,時期を逃さずに的確な手術切除を行うことが重要である.術前にIPMTの良悪性を判定することは困難であり,画像所見と臨床経過を総合的に判断して手術適応を決定することが必要である
©Nankodo Co., Ltd., 2003