Japanese
English
特集 COVID-19下の外科診療
II. 各論
6.癌薬物療法にかかわる問題
Cancer patient management during the coronavirus disease 2019(COVID-19) pandemic in Japan
下嵜 啓太郎
1
,
中山 厳馬
1
,
高張 大亮
1
,
山口 研成
1
K. Shimozaki
1
,
I. Nakayama
1
,
D. Takahari
1
,
K. Yamaguchi
1
1がん研究会有明病院消化器化学療法科
キーワード:
COVID-19
,
薬物療法
,
化学療法
,
アドバンスド・ケア・プランニング
Keyword:
COVID-19
,
薬物療法
,
化学療法
,
アドバンスド・ケア・プランニング
pp.1001-1006
発行日 2021年8月1日
Published Date 2021/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka83_1001
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2019年末に発生したsevere acute respiratory coronavirus 2(SARS-CoV-2)による新型コロナウイルス感染症(coronavirus disease 2019:COVID-19)は,薬物療法を含む癌診療の場に大きな問題を引き起こしている.本邦では現在のところ3回の大規模な感染流行を経験し,癌診療は幾度となくその危機を乗り越えてきた.いまだ終息の兆しはみえないものの,われわれは欧米とは異なる本邦特有の感染状況を見極めたうえで,癌薬物療法を継続的に,今までと遜色のない医療レベルで提供することが可能であった.
© Nankodo Co., Ltd., 2021