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特集 外科臨床に役立つ統計学
II. 各論
4.交絡を除去する手段としての多変量解析
Multivariable analysis methods to adjust for confounders
野村 尚吾
1
S. Nomura
1
1東京大学生物統計情報学
キーワード:
交絡
,
多変量解析
,
因果推論
,
ランダム化
Keyword:
交絡
,
多変量解析
,
因果推論
,
ランダム化
pp.825-829
発行日 2020年7月1日
Published Date 2020/7/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_825
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臨床研究では,介入や曝露の有無がアウトカムに与える影響を推論(因果推論)する場面が多い.この種の研究は介入・曝露の間でアウトカムを比較することが主目的であるが,なんらかの方法を用いて交絡と呼ばれる問題に対処しなければならない.本稿では,研究計画段階でのランダム化が困難な観察研究を対象として,交絡とその基本的な調整法である層別解析・回帰分析について解説する.
© Nankodo Co., Ltd., 2020