Japanese
English
臨床経験
超高齢(80歳以上)早期胃癌症例での非手術治療選択の妥当性
Is it appropriate to decide non-operative observational care for aged patients with early gastric cancer?
森脇 義弘
1
,
春日 聡
1
,
象谷 ひとみ
1
,
奥田 淳三
1
,
齋藤 晋祐
1
,
大谷 順
1
Y. Moriwaki
1
,
S. Kasuga
1
,
H. Zotani
1
,
J. Okuda
1
,
S. Saito
1
,
J. Otani
1
1雲南市立病院外科
キーワード:
医療過疎地
,
高齢者早期胃癌非手術治療
,
正確で十分な情報提供
Keyword:
医療過疎地
,
高齢者早期胃癌非手術治療
,
正確で十分な情報提供
pp.55-60
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_55
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
医療の集約化から取り残されがちな地方の医療過疎地在住の高齢者や支援家族には,遠方高次病院での高度な医療による根治的な治療より,地元での眼前の平穏な生活を希望する者も多い.このニーズが妥当であれば,本邦に多数散在する医療過疎地中小規模病院では,これに応える義務がある一方,説明に際して病院や地域格差も含めた正確な情報提示も必要で,説明の根拠となる実態把握の必要性もある.超高齢早期胃癌非手術希望例でも同様であるが,医療過疎地中小規模病院では,眼前の診療に手一杯で実態把握や情報発信は困難な現実もある.今回,高齢早期胃癌非手術症例の診断以後の予後とその把握状況について検討した.
© Nankodo Co., Ltd., 2020