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特集 周術期感染対策Update
II. 各論
2.下部消化管における周術期感染管理
Perioperative infection control in colorectal surgery
小林 美奈子
1
M. Kobayashi
1
1防衛医科大学校医療安全・感染対策部
キーワード:
術前腸管処置
,
創縁ドレープ
,
抗菌縫合糸
Keyword:
術前腸管処置
,
創縁ドレープ
,
抗菌縫合糸
pp.30-34
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_30
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下部消化管手術はほかの部位に比較し腸内の常在細菌により手術部位が汚染されやすいため,手術部位感染(SSI)発生率は高率である.そのため腸内の常在細菌をコントロールする目的で,下部消化管手術の対策として術前腸管処置[機械的腸管処置(MBP)と化学的腸管処置(OABP)]がある.本邦ではMBPのみが行われることが多いが,多くのガイドラインではMBPとOAPPを併用するfull bowel preparation(FBP)が推奨されている.
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