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特集 周術期感染対策Update
II. 各論
1.上部消化管における周術期感染管理
-2)胃外科における周術期感染管理
Management of perioperative infection in gastric surgery
西田 靖仙
1
,
坂下 啓太
1
,
松井 大輔
1
Y. Nishida
1
,
K. Sakashita
1
,
D. Matsui
1
1恵佑会札幌病院
キーワード:
胃外科手術
,
周術期管理
,
手術部位感染
,
遠隔部位感染
Keyword:
胃外科手術
,
周術期管理
,
手術部位感染
,
遠隔部位感染
pp.26-29
発行日 2020年1月1日
Published Date 2020/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_26
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胃外科手術における周術期感染症は,入院期間延長や医療コスト増加などの短期的な問題に加え,生命予後にも影響を及ぼしている.したがって,術前から多職種でサーベイランスを実施し予防対策を行うことが重要である.術中は,従来慣習的に行われてきた処置を見直し,感染予防目的で使用する抗菌薬投与も二次感染予防のため,限定的にする必要がある.術後は患者の状態を丁寧に観察し,感染症が疑われる場合には画像検査やドレナージを躊躇なく行い,早い段階で対応していかなければならない.
© Nankodo Co., Ltd., 2020