Japanese
English
特集 StageⅣ 胃癌の治療戦略Update
II. 各論
6.胃癌卵巣転移の治療戦略
Treatment strategy for ovarian tumor that metastasized from gastric cancer
西田 靖仙
1
,
坂下 啓太
1
Y. Nishida
1
,
K. Sakashita
1
1恵佑会札幌病院外科
キーワード:
胃癌
,
卵巣転移
,
Krukenberg腫瘍
,
卵巣切除
Keyword:
胃癌
,
卵巣転移
,
Krukenberg腫瘍
,
卵巣切除
pp.348-351
発行日 2022年4月1日
Published Date 2022/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka84_348
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
胃癌患者において,骨盤CT検査で卵巣腫大を認めた場合は,卵巣転移を疑う必要がある.卵巣転移の治療で,卵巣切除+化学療法と化学療法単独を比較した場合に,卵巣切除を行った群の治療成績が良好であるとする報告が多い.よって,予後に関連するほかの転移・再発がなければ卵巣切除+抗悪性腫瘍薬治療を行う必要がある.卵巣を切除する場合,片側腫大症例の正常にみえる卵巣にも多くの例で転移があることから,両側卵巣切除が必須である.
© Nankodo Co., Ltd., 2022