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特集 消化器外科におけるre-do手術
II. 肝胆膵
1.肝細胞癌切除後再発に対する再肝切除の意義
The significance of repeat hepatectomy for the intra-hepatic recurrence of hepatocellular carcinoma
皆川 雅明
1
,
三瀬 祥弘
1
,
齋浦 明夫
1
M. Minagawa
1
,
Y. Mise
1
,
A. Saiura
1
1順天堂大学肝・胆・膵外科
キーワード:
肝細胞癌再発
,
再肝切除
Keyword:
肝細胞癌再発
,
再肝切除
pp.125-129
発行日 2020年2月1日
Published Date 2020/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_125
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肝細胞癌(HCC)に対する肝切除後再発の治療には肝切除,穿刺局所療法(RFA),肝動脈化学塞栓療法(TACE),薬物療法がある.過去の報告では,再肝切除は安全であり,積極的な再切除により生存期間の延長が期待できる.2回目のみならず,3回目以上の肝切除に関しても,安全性は保たれ,予後改善の効果が期待できる.ウイルス性肝炎が制御できる時代となり,薬物治療の進歩や手術技術向上により,今後HCCに対する再肝切除の適応は拡大する可能性がある.
© Nankodo Co., Ltd., 2020