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私の工夫
腹腔鏡下胆囊摘出術における胆囊把持困難症例に対しての工夫―Cow hitch methodを用いて
Our ingenuity against the difficult case to grasp the gallbladder in laparoscopic cholecystectomy;by Cow Hitch Method
市川 淳
1
,
岡本 辰哉
1
,
吉田 泰
1
,
乘富 智明
1
J. Ichikawa
1
,
T. Okamoto
1
,
Y. Yoshida
1
,
T. Noritomi
1
1福岡徳洲会病院外科
キーワード:
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
Cow hitch method
Keyword:
腹腔鏡下胆囊摘出術
,
Cow hitch method
pp.1060-1063
発行日 2020年9月1日
Published Date 2020/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka82_1060
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頸部/胆囊管に結石が嵌頓している症例や慢性胆囊炎でCalot三角が炎症性に狭小化している症例では,腹腔鏡下胆囊摘出術において胆囊壁の把持が困難なため,手術操作に難渋することが少なくない.このような症例では,手術難度が高く手術合併症を引き起こす危険性がありストレスの多い手術となる.胆囊把持が困難な症例に対してわれわれはCow hitch methodと命名した手術手技を用いることで,手術を安全にストレスなく行うことができるように工夫している.われわれの手術手技について述べる.
© Nankodo Co., Ltd., 2020