Japanese
English
症例
腹腔鏡下胆囊摘出術中に胆囊底部に認めた異所性肝の1例
A case of ectopic liver on the fundus of the gallbladder found during laparoscopic cholecystectomy
伊藤 厳太郎
1
,
八代 正和
2
,
山添 定明
2
,
木村 健二郎
2
,
天野 良亮
2
,
大平 雅一
2
G. Ito
1
,
M. Yashiro
2
,
S. Yamazoe
2
,
K. Kimura
2
,
R. Amano
2
,
M. Oohira
2
1思温病院外科
2大阪市立大学腫瘍外科
キーワード:
異所性肝
,
肝形成異常
,
腹腔鏡下胆囊摘出術
Keyword:
異所性肝
,
肝形成異常
,
腹腔鏡下胆囊摘出術
pp.999-1002
発行日 2019年8月1日
Published Date 2019/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_999
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はじめに 異所性肝は,非常にまれな肝臓の形態異常である.発生部位は,胆囊に存在することがもっとも多いとされている.自覚症状はほとんどなく,ほかの疾患の検査時や手術に伴って偶然に発見される例がほとんどである.今回われわれは,腹腔鏡下胆囊摘出術時に偶然発見された異所性肝の1例を経験したので,文献的考察も加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019