Japanese
English
症例
悪性黒色腫の胆囊・腸間膜転移の1例
A case of malignant melanoma metastatic to the gallbladder and mesentery
大坪 大
1
,
柿木 啓太郎
1
,
松本 拓
1
,
藤野 泰宏
1
,
富永 正寛
1
,
梶本 和義
1
D. Otsubo
1
,
K. Kakinoki
1
,
T. Matsumoto
1
,
Y. Fujino
1
,
M. Tominaga
1
,
K. Kajimoto
1
1兵庫県立がんセンター
キーワード:
悪性黒色腫
,
胆囊・腸間膜転移
Keyword:
悪性黒色腫
,
胆囊・腸間膜転移
pp.699-702
発行日 2019年5月1日
Published Date 2019/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_699
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はじめに 悪性黒色腫は早期より転移をきたす悪性度の高い腫瘍である.肺,肝,脳の順に転移するとされている.剖検例では悪性黒色腫の剖検例の15〜20%に胆囊転移を認めたとする報告もあるが,本邦での症例報告は少ない1,2).さらに腸間膜転移の報告例はなかった.今回われわれは,鼻腔悪性腫瘍切除後に,胆囊および腸間膜転移を認めた非常にまれな症例を経験したので報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019