Japanese
English
症例報告
陰茎に生じた悪性黒色腫の1例
Malignant melanoma of the penis
谷戸 克己
1
,
石地 尚興
1
,
伊丹 聡巳
1
,
上出 良一
1
,
新村 眞人
1
Katsumi TANITO
1
,
Takaoki ISHIJI
1
,
Satomi ITAMI
1
,
Ryoichi KAMIDE
1
,
Michihito NIIMURA
1
1東京慈恵会医科大学皮膚科学講座
1Department of Dermatology, The Jikei University School of Medicine
キーワード:
悪性黒色腫
,
メラノーマ
Keyword:
悪性黒色腫
,
メラノーマ
pp.269-272
発行日 2001年3月1日
Published Date 2001/3/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1412903507
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59歳,男性.生下時より陰茎茎部に黒色斑を認めた.初診の約2年前より黒色斑が拡大,半年前より中心部に小豆大の腫瘤が生じてきた.陰茎原発の悪性黒色腫の診断で術前にDAV・フェロン療法を1クール施行後,陰茎を温存し,陰茎皮膚広範切除術と分層植皮術および両側鼠径リンパ節郭清を施行した.Breslow's tumor thick—nessは4.0mmでTNM分類ではpT3bN0M0で現在まで再発なく3年を経過している.陰茎という特殊な部位に生じた悪性黒色腫における治療方針について文献的考察を加えた.
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