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特集 門脈圧亢進症の最新情報
1.門脈圧亢進症に対する処置
-1)門脈圧亢進症に対する腹腔鏡下Hassab手術
Laparoscopic Hassab operation for portal hypertension with refractory esophagogastric varices and severe hypersplenism
有川 卓
1
,
大澤 高陽
1
,
佐野 力
1
T. Arikawa
1
,
T. Osawa
1
,
T. Sano
1
1愛知医科大学消化器外科
キーワード:
Hassab手術
,
腹腔鏡手術
,
難治性食道胃静脈瘤
,
脾機能亢進症
Keyword:
Hassab手術
,
腹腔鏡手術
,
難治性食道胃静脈瘤
,
脾機能亢進症
pp.101-107
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_101
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門脈圧亢進症に伴う食道・胃静脈瘤の治療は内視鏡やinterventional radiology(IVR)治療などが主流であるが,治療に難渋する難治性食道・胃静脈瘤や高度脾機能亢進症を併存する症例はHassab手術のよい適応である.腹腔鏡下Hassab手術は開腹手術と比較し安全性は同等で出血量は有意に少なく,在院日数も短くなり有用である.静脈瘤のコントロールや脾機能亢進症(血小板減少)のコントロールも長期にわたり良好に維持される.
© Nankodo Co., Ltd., 2019