Japanese
English
臨床報告・1
Hassab手術後に肝内門脈血流の改善が示唆された肝外門脈閉塞を有する特発性門脈圧亢進症の1例
Idiopathic portal hypertension with cavernous transformation of the portal vein with improved portal venous flow to liver following Hassab's operation
馬場 秀文
1,3
,
板野 理
1
,
高尾 正彦
2
,
伊藤 均
2
,
杉浦 功一
3
,
石井 克巳
4
Hidefumi BABA
1,3
1国家公務員共済組合連合会立川病院外科
2国家公務員共済組合連合会立川病院内科
3日野市立総合病院外科
4北里大学医学部放射線科
キーワード:
特発性門脈圧亢進症
,
肝外門脈閉塞
,
123I-IMP経直腸門脈シンチグラフィ
,
Hassab手術
Keyword:
特発性門脈圧亢進症
,
肝外門脈閉塞
,
123I-IMP経直腸門脈シンチグラフィ
,
Hassab手術
pp.1239-1243
発行日 1999年9月20日
Published Date 1999/9/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1407903732
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はじめに
特発性門脈圧亢進症(idiopathic portal hyperten-sion以下,IPH)は食道・胃静脈瘤などの門脈圧亢進および脾機能亢進症状を伴う予後良好な疾患である1).われわれは,以前IPHの症例に対してHas-sab手術後に肝内門脈血流量の改善が示唆された症例を報告した2).今回,肝外門脈閉塞を伴っているにも拘わらずHassab手術後に肝内門脈血流の改善が示唆されたIPHの症例を経験したので報告する.
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