Japanese
English
特集 ロボット手術の現状と展望
II. 各論
6.大腸手術
Robotic surgery for colorectal cancer
清松 知充
1
,
永井 雄三
1
,
合田 良政
1
,
大谷 研介
1
,
出口 勝也
1
,
國土 典弘
1
T. Kiyomatsu
1
,
Y. Nagai
1
,
Y. Gouda
1
,
K. Ohtani
1
,
K. Deguchi
1
,
N. Kokudo
1
1国立国際医療研究センター病院外科
キーワード:
ロボット手術
,
直腸癌
,
排尿障害
,
性機能障害
Keyword:
ロボット手術
,
直腸癌
,
排尿障害
,
性機能障害
pp.930-936
発行日 2018年8月1日
Published Date 2018/8/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_930
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大腸領域においても直腸癌にロボット手術の保険適用が認可された.狭い骨盤内での精緻な郭清手技に期待がもたれている.術後の生存率への寄与は現時点では明らかではないが,腹腔鏡手術に比して開腹移行率は有意に低く,また排尿機能および男性機能の温存においても有意な機能障害発生率の低下または早期の回復についての報告がなされており,有用な可能性が高い.コストについては依然として高いが,普及に伴って改善してくることが見込まれる.
© Nankodo Co., Ltd., 2018