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特集 これだけは伝えたい! 腎癌手術のコツ
凍結療法
Cryoablation of renal cell carcinoma
杉村 芳樹
1
,
山中 隆嗣
2
,
中塚 豊真
2
Yoshiki Sugimura
1
,
Takashi Yamanaka
2
,
Atsuhiro Nakatsuka
2
1三重大学大学院医学系研究科腎泌尿器外科
2三重大学大学院医学系研究科放射線医学教室
キーワード:
小径腎癌
,
アブレーション治療
,
凍結療法
Keyword:
小径腎癌
,
アブレーション治療
,
凍結療法
pp.371-377
発行日 2016年4月20日
Published Date 2016/4/20
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1413205700
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▶ポイント
・小径腎癌に対するアブレーション治療として,凍結療法が保険収載され,近年増加傾向である.
・低侵襲であり局所麻酔下に施行可能で,腎機能の温存に優れた治療法である.
・腫瘍の残存・再発に対しても繰り返し治療を行うことができる.
・高齢あるいは各種合併疾患により全身麻酔や外科的切除が困難なハイリスク症例がよい適応であるが,重篤な合併症のリスクはあるため,十分なインフォームド・コンセントが必要である.
・初期治療成績は良好であるが,長期成績についてはさらなる検討が必要である.
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