Japanese
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特集 イラストで学ぶ解剖学的変異―外科手術アトラス
VI. 肝胆膵外科領域
3.The arc of Bühler
-―膵手術で問題となる動脈解剖学的変異
The arc of Bühler;important arterial anomaly when performing pancreas surgery
國土 貴嗣
1
,
影山 優美子
2
,
網倉 克己
2
,
長谷川 潔
3
,
坂本 裕彦
4
T. Kokudo
1
,
Y. Kageyama
2
,
K. Amikura
2
,
K. Hasegawa
3
,
H. Sakamoto
4
1東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科
2埼玉県立がんセンター消化器外科
3東京大学肝胆膵外科・人工臓器移植外科
4埼玉県立がんセンター消化器外科
キーワード:
膵頭十二指腸切除
,
動脈解剖破格
,
the arc of Bühler
Keyword:
膵頭十二指腸切除
,
動脈解剖破格
,
the arc of Bühler
pp.530-533
発行日 2018年4月10日
Published Date 2018/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_530
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術前に動脈解剖破格を把握することは,膵切除を行ううえで重要である1,2).膵頭十二指腸切除術において問題となる動脈解剖破格を表1に示す2).もっとも高頻度に認め,臨床上問題となる動脈解剖破格はreplaced右肝動脈であり,その頻度は11~21%と報告されている.次にreplaced左肝動脈が高頻度(3.8~10%)であり,まれではあるが重要な動脈解剖破格として,上腸間膜動脈と総肝動脈が共通幹を形
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