Japanese
English
特集 腹壁瘢痕ヘルニアの予防と治療
9.前方アプローチによる傍ストーマヘルニア修復術
Parastomal hernia repair through an anterior approach
高橋 賢一
1
,
羽根田 祥
1
,
徳村 弘実
1
,
舟山 裕士
2
K. Takahashi
1
,
S. Haneda
1
,
H. Tokumura
1
,
Y. Funayama
2
1東北労災病院
2仙台赤十字病院外科
キーワード:
傍ストーマヘルニア
,
手術
,
メッシュ
Keyword:
傍ストーマヘルニア
,
手術
,
メッシュ
pp.243-246
発行日 2018年3月1日
Published Date 2018/3/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_243
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傍ストーマヘルニアの手術で広範な腹腔内操作を避けたい状況では,前方アプローチによる手術が選択される.ストーマ装具貼付面外周の弧状切開からの筋膜縫合による修復が簡便であるが,再発率の高さが問題である.メッシュを用いた術式はいずれも再発率が低く,前方アプローチとしては腹直筋鞘前面にメッシュをおくonlay mesh repairと腹直筋後面にメッシュをおくsublay mesh repair が行われる.各術式には一長一短があるが,患者の状態に応じて使い分けてゆくことが重要である.
© Nankodo Co., Ltd., 2018