Japanese
English
症例
腹腔鏡下手術を施行したS状結腸憩室穿孔による糞便性腹膜炎の1例
A case of laparoscopic treatment for fecal peritonitis due to perforation of the sigmoid colon
宮坂 衛
1
,
村上 慶洋
1
,
阿部 紘丈
1
,
武山 聡
1
,
子野日 政昭
1
,
平野 聡
2
M. Miyasaka
1
,
Y. Murakami
1
,
H. Abe
1
,
S. Takeyama
1
,
M. Nenohi
1
,
S. Hirano
2
1市立旭川病院外科
2北海道大学消化器外科Ⅱ
キーワード:
腹腔鏡
,
糞便性腹膜炎
,
大腸穿孔
Keyword:
腹腔鏡
,
糞便性腹膜炎
,
大腸穿孔
pp.1369-1373
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1369
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はじめに 下部消化管穿孔は急速に汎発性腹膜炎から敗血症に移行していく危険があり,緊急手術を必要とする疾患である1).その多くの場合は腹腔鏡下手術の適応とされていないが,近年では適応を選んで腹腔鏡下手術を行った報告も散見される2).今回,われわれはS状結腸穿孔による糞便性腹膜炎に対し,腹腔鏡下手術を行った1例を経験したので文献的考察を加え報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018