Japanese
English
症例
徒手整復後に腹腔鏡下手術を施行した閉鎖孔ヘルニアの3例
Three cases of obturator hernia treated by laparoscopic repair after manual reduction
宮坂 衛
1
,
村上 慶洋
1
,
阿部 紘丈
1
,
武山 聡
1
,
子野日 政昭
1
,
平野 聡
2
M. Miyasaka
1
,
Y. Murakami
1
,
H. Abe
1
,
S. Takeyama
1
,
M. Nenohi
1
,
S. Hirano
2
1市立旭川病院外科
2北海道大学消化器外科Ⅱ
キーワード:
閉鎖孔ヘルニア
,
腹腔鏡下手術
,
整復
Keyword:
閉鎖孔ヘルニア
,
腹腔鏡下手術
,
整復
pp.382-387
発行日 2019年4月1日
Published Date 2019/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka81_382
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はじめに 閉鎖孔ヘルニアは高齢・やせ型の女性に好発する比較的まれな疾患である1).CTにて比較的容易に診断は可能となるが2),腸管嵌頓のために緊急手術が必要になることも多い.しかしながら,近年では悲観血的に嵌頓腸管を整復した後に手術を行った症例報告も散見されている3,4).今回,われわれは閉鎖孔ヘルニアを徒手整復後に,腹腔鏡下ヘルニア修復術を施行した3例を経験したので文献的考察を加え報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2019