Japanese
English
症例
下行結腸が嵌頓した大網小網裂孔網囊ヘルニアの1例
A case of double omental hernia with descending colon incarcerated
橋本 崇
1
,
伊藤 康博
1
,
廣江 成欧
1
,
清水 正幸
1
,
山崎 元靖
1
,
北野 光秀
1
T. Hashimoto
1
,
Y. Ito
1
,
N. Hiroe
1
,
M. Shimizu
1
,
M. Yamazaki
1
,
M. Kitano
1
1済生会横浜市東部病院救急科
キーワード:
大網小網裂孔網囊ヘルニア
,
網囊ヘルニア
,
closed loop
Keyword:
大網小網裂孔網囊ヘルニア
,
網囊ヘルニア
,
closed loop
pp.1374-1378
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1374
- 有料閲覧
- Abstract 文献概要
- 1ページ目 Look Inside
- 参考文献 Reference
はじめに 網囊ヘルニアは腸閉塞の中でも非常にまれであるが,手術歴のない比較的若年の患者に,絞扼性腸閉塞をきたして腸切除を必要とすることも多い重要な急性腹症の一病態として知られている.今回われわれは,大網小網裂孔網囊ヘルニアに対し,術前CTで網囊ヘルニアと診断し,結腸切除を施行した1例を経験したため報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018