連載 外科医を育てる!(第18回)
名古屋大学消化器外科2で取り組む卒前・卒後外科教育
髙見 秀樹
1
,
藤原 道隆
1
,
小寺 泰弘
1
H. Takami
1
,
M. Fujiwara
1
,
Y. Kodera
1
1名古屋大学
pp.1351-1353
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1351
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
近年,医学を取り巻く環境は大きく変遷し,それに伴い外科講座の役割も大きくかわってきている.卒前教育においては,2001年3月に文部科学省により医学生が卒業時までに身につけておくべき必須の診療能力として「医学教育モデル・コア・カリキュラム(コアカリ)」が策定され,それに合わせて2006年から全国共用試験(OSCE・CBT)が開始された.さらに卒後研修については2004年より新医師臨床研修制度が開始され,医師は卒業後に2年以上のスーパーローテートによる臨床研修を受けることが必修化された.そして,2002年度からは日本外科学会外科専門医制度が開始され,現在は日本専門医機構基準の「新専門医制度」へと引き継がれている.
© Nankodo Co., Ltd., 2018