Japanese
English
特集 肛門疾患の診かた,治療法
II. 肛門疾患の治療
3.痔核の治療
-―PPH(適応と手技)
Treatment for hemorrhoids;PPH(indication and surgical technique)
斎藤 徹
1
,
小野 朋二郎
1
,
竹中 雄也
1
,
能山 智宏
1
,
安田 潤
1
,
相馬 大人
1
,
弓場 健義
1
,
大橋 秀一
1
T. Saito
1
,
T. Ono
1
,
Y. Takenaka
1
,
T. Nouyama
1
,
J. Yasuda
1
,
Y. Souma
1
,
T. Yumiba
1
,
S. Oohashi
1
1大阪中央病院外科
キーワード:
痔核PPH治療
,
痔核手術
Keyword:
痔核PPH治療
,
痔核手術
pp.1318-1323
発行日 2018年12月1日
Published Date 2018/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1318
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Procedure for prolapse and hemorrhoids(PPH)の適応は3ヵ所以上脱肛する内痔核,あるいは直腸粘膜脱である.Circular ano dilator(CAD)挿入,巾着縫合(運針のピッチ・深さ,歯状線からの距離,糸の締り),アンビルヘッドの適切な位置への挿入,ファイアリング時にCADとPPH本体を平行にする手技,止血縫合などの手技が再発率や併発症に影響する.特に巾着縫合は低い位置よりも歯状線の4 cm口側で施行するのが術後疼痛や術後出血,直腸狭窄などの併発症が少なく優れている.
© Nankodo Co., Ltd., 2018