Japanese
English
症例
免疫染色にて診断した30 cm大の腎平滑筋腫の1例
A case of renal leiomyoma 30 cm in diameter diagnosed immunohistochemically
三輪 武史
1
,
吉岡 伊作
1
,
関根 慎一
1
,
奥村 知之
1
,
長田 拓哉
1
,
藤井 努
1
T. Miwa
1
,
I. Yoshioka
1
,
S. Sekine
1
,
T. Okumura
1
,
T. Nagata
1
,
T. Fujii
1
1富山大学消化器・腫瘍・総合外科
キーワード:
腎平滑筋腫
,
腎被膜腫瘍
,
免疫染色
Keyword:
腎平滑筋腫
,
腎被膜腫瘍
,
免疫染色
pp.1282-1285
発行日 2018年11月1日
Published Date 2018/11/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1282
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はじめに 腎平滑筋腫(renal leiomyoma:RLM)は腎腫瘍の0.3%とされ,腎被膜に発生するものがもっとも多い1,2).本邦ではRLMの報告は100例を超えているが,免疫染色をふまえて診断した症例は少ない.RLMと診断されたものには免疫染色によって血管筋脂肪腫(angiomyolipoma:AML)などほかの疾患と判明するものがあると報告されており3),本邦でも免疫染色をふまえた症例集積が望ましい.今回われわれは,右腎被膜に発生した30 cmの腫瘍で免疫染色をふまえてRLMと診断した1例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018