Japanese
English
症例
三度の転移巣切除を含む集学的治療により発症から長期無再発生存中の胃小細胞癌の1例
A case of small cell carcinoma of the stomach with multiple metastasis treated by multimodal therapy
岩谷 慶照
1
,
黒田 大介
2
,
村田 晃一
2
,
御井 保彦
2
,
阿部 智喜
3
,
福岡 英志
4
Y. Iwatani
1
,
D. Kuroda
2
,
K. Murata
2
,
Y. Mii
2
,
T. Abe
3
,
E. Fukuoka
4
1製鉄記念広畑病院外科
2北播磨総合医療センター外科
3大阪国際がんセンター消化器外科
4神戸大学食道胃腸外科
キーワード:
胃小細胞癌
,
肝転移
,
肝切除
Keyword:
胃小細胞癌
,
肝転移
,
肝切除
pp.1166-1170
発行日 2018年10月1日
Published Date 2018/10/1
DOI https://doi.org/10.15106/j_geka80_1166
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はじめに 胃小細胞癌は胃癌の中でも非常にまれな組織型で高率に転移がみられる予後不良の疾患であり,いまだ確立された標準治療はない.今回われわれは三度の転移巣切除を含む集学的治療により,発症から3年8ヵ月が経過した現在無再発生存中の領域リンパ節転移および多発肝転移を伴う胃小細胞癌症例を経験したので,文献的考察を加えて報告する.
© Nankodo Co., Ltd., 2018