Japanese
English
小児整形外科up-to-date Ⅳ.下肢疾患
3.脚長不等
骨延長後の腓骨長と下肢アライメント
Fibular length and lower limb alignment after limb lengthening
岡 佳伸
1
,
瀧本 真里
2
,
前川 亮
2
,
西田 敦士
2
,
金 郁喆
3
,
高橋 謙治
2
Y. Oka
1
,
M. Takimoto
2
,
R. Maekawa
2
,
A. Nishida
2
,
WC. Kim
3
,
K. Takahashi
2
1京都府立医科大学運動器機能再生外科学小児整形外科学部門
2京都府立医科大学運動器機能再生外科学
3宇治武田病院小児運動器・イリザロフセンター
1Dept. of Pediatric Orthop., Kyoto Prefectual University of Medicine, Kyoto
キーワード:
limb lengthening
,
alignment
,
fibula
Keyword:
limb lengthening
,
alignment
,
fibula
pp.136-139
発行日 2024年4月25日
Published Date 2024/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei85_136
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は じ め に
創外固定を用いた骨延長や変形矯正術後に脚長差は解消するものの,抜去後に関節アライメントが不良となる症例を経験することがある(図1).この合併症に対してParkら1)は,低身長に対する下腿延長術37例の検討で,腓骨骨癒合不良が術後の足関節外反のリスクになると報告している.そこで本研究の目的は,創外固定器を用いた下腿延長術後の腓骨の状態と術後の関節アライメントの関連を調査し,関節アライメント悪化の要因を探ることとした.また本研究では,当科で行ってきた脚延長,変形矯正術後の腓骨骨癒合,腓骨長と関節アライメントの関連を調査した.
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