Japanese
English
臨床経験
両側腓骨に引続き右大腿骨にも疲労骨折を生じた1例
Stress Fracture of the Right Distal Femur Following Fractures of the Bilateral Proximal Fibulas: A Case Report
安田 義
1
,
宮崎 和躬
1
,
多田 健治
1
,
松田 康孝
1
,
安田 厚
1
,
村上 仁志
1
Tadashi Yasuda
1
1天理よろづ相談所病院整形外科
1Department of Orthopaedic Surgery, Tenri Hospital
キーワード:
スポーツ医学
,
sports medicine
,
疲労骨折
,
stress fracture
,
腓骨
,
fibula
,
大腿骨
,
femur
Keyword:
スポーツ医学
,
sports medicine
,
疲労骨折
,
stress fracture
,
腓骨
,
fibula
,
大腿骨
,
femur
pp.203-206
発行日 1991年2月25日
Published Date 1991/2/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1408900293
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抄録:疲労骨折は,最近のスポーツの普及に伴い,スポーツ障害の1つとして注目されている.今回我々は,両側腓骨に引続き右大腿骨にも疲労骨折が生じた稀な1例を報告する.
症例は15歳,男子,ラグビー部員,毎日60kgの負荷をかけたスクワット練習と持久走をしていたところ,両膝外化則遠位の疼痛を訴えて来院した.X線写真で両腓骨頸部に骨折を認めたため安静を指示したが,疼痛が軽減したため勝手に練習を再開し,初診より1ヵ月後に右大腿骨顆上部にも骨折が生じた.安静を命じ,初診より半年後から練習を再開させた.
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