Japanese
English
上肢疾患の診断と治療の進歩(新鮮外傷を除く) Ⅰ.総 論
3.侵襲的治療
2)人工関節手術
三次元術前計画ソフトウエアを用いたリバース型人工肩関節置換術に対する術前計画の実際
Three dimensional preoperative planning for reverse shoulder arthroplasty
森川 大智
1
,
川崎 隆之
1
,
渋谷 研太
1
,
懸田 健史
1
,
糸魚川 善昭
2
,
石島 旨章
3
D. Morikawa
1
,
T. Kawasaki
1
,
K. Shibuya
1
,
T. Kaketa
1
,
Y. Itoigawa
2
,
M. Ishijima
3
1順天堂大学整形外科
2順天堂大学医学部附属浦安病院整形外科
3順天堂大学整形外科学講座
1Dept. of Orthopaedics, Juntendo University School of Medicine, Tokyo
キーワード:
three dimensional preoperative planning
,
reverse shoulder arthroplasty
Keyword:
three dimensional preoperative planning
,
reverse shoulder arthroplasty
pp.45-50
発行日 2022年10月25日
Published Date 2022/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei82_45
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は じ め に
リバース型人工肩関節置換術(RSA)は,肩甲骨に設置するベースプレートとグレノスフィア,上腕骨に設置するステムとポリエチレンライナーにより,肩関節回転中心の内方化と三角筋伸長により筋出力を向上させ,腱板筋群の機能によらずに肩を挙上させるデザインである.そのため,肩甲骨側と上腕骨側の二つを合わせて術前計画をする必要があり,近年global lateralizationという肩甲骨側と上腕骨側を合わせた外方化という概念が提唱されている1).われわれは,術前CTより作成した三次元画像で肩甲骨側と上腕骨側を合わせてRSAの術前計画が可能な三次元術前計画ソフトウエア(ZedShoulder:レキシー社,東京)を用いて術前計画を行っている.われわれが実際に行っている術前計画の流れを紹介する.
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