Japanese
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運動器疾患に対する保存的治療――私はこうしている Ⅵ.脊椎,骨盤疾患に対する保存的治療
骨粗鬆症性脊椎椎体骨折のMRIによる診断とハイブリッド半硬性装具を用いた保存的治療
Magnetic resonance imaging diagnosis and conservative therapy with hybrid semi hard corset for osteoporotic vertebral fracture
松木 健一
1
K. Matsuki
1
1苑田第二病院リハビリテーション科
1Dept. of Orthop. Rehabilitation, Sonoda Second Hospital, Tokyo
キーワード:
osteoporotic vertebral fracture
,
hybrid semi hard corset
,
MRI
Keyword:
osteoporotic vertebral fracture
,
hybrid semi hard corset
,
MRI
pp.140-144
発行日 2019年10月25日
Published Date 2019/10/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei76_140
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は じ め に
わが国は超高齢化社会まで目前であり,骨粗鬆症性脊椎椎体骨折患者も増加の一途である.本骨折は日常生活動作でも発症することの多い骨折であり,外傷歴がない場合には新規椎体骨折を見逃さないためにMRI検査は必須である.治療はコルセットが選択されることが多いが,各施設でさまざまなものが使用されているのが現状で,治療法も確立されていない.MRI診断においても,STIR画像が高信号であれば新規骨折とされているが必ずしもそうではない.
本稿では,骨粗鬆症性脊椎椎体骨折のMRI診断と,椎体骨折に対し当院で使用している装具前方を硬性,後方を軟性としたハイブリッド半硬性コルセット(以下,HS-H/C)による治療成績を検討した.
© Nankodo Co., Ltd., 2019