Japanese
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整形外科診療における最先端技術 Ⅳ.カスタムメイドインプラント
4D-有限要素解析シミュレーションによる術前計画と積層造形技術を含む脊柱変形矯正用カスタムメイドインプラントの開発
Custom-made spinal implants for anatomical reconstruction in patients with adolescent idiopathic scoliosis using 4D-finite element analysis simulation
須藤 英毅
1
,
金井 理
2
,
小甲 晃史
3
,
安倍 雄一郎
3
,
岩崎 倫政
4
,
千葉 晶彦
5
H. Sudo
1
,
S. Kanai
2
,
T. Kokabu
3
,
Y. Abe
3
,
N. Iwasaki
4
,
A. Chiba
5
1北海道大学大学院脊椎・脊髄先端医学分野
2北海道大学大学院情報科学研究科
3えにわ病院整形外科
4北海道大学大学院整形外科
5東北大学金属材料研究所
1Dept. of Advanced Medicine for Spine and Spinal Cord Disorders, Faculty of Medicine and Graduate School of Medicine, Hokkaido University, Sapporo
キーワード:
idiopathic scoliosis
,
4D-FEA simulation
,
custom-made implant
Keyword:
idiopathic scoliosis
,
4D-FEA simulation
,
custom-made implant
pp.218-221
発行日 2019年4月25日
Published Date 2019/4/25
DOI https://doi.org/10.15106/j_besei75_218
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は じ め に
脊柱変形疾患におけるストレート形状ロッドへの曲げ形成は,術者の経験や勘に左右され,生じるノッチや残留応力により疲労強度も低下する.患者脊柱に適合していない場合には十分な矯正効果が得られず,ロッド折損のリスクもある.
われわれは,特発性側弯症においてロッド形状により時空的観点をとり入れた解剖学的矯正が可能であることを実証し,こうした次世代型手術戦略を容易に実現できる変形矯正用インプラントを開発している.
© Nankodo Co., Ltd., 2019