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特集 脊柱変形矯正の進歩
カスタムメイド脊柱変形矯正用インプラント
Custom-made implants for spinal deformity correction
須藤 英毅
1
Hideki SUDO
1
1北海道大学,整形外科
キーワード:
Scoliosis
,
Anatomical four-dimensional correction
,
Custom-made implants
Keyword:
Scoliosis
,
Anatomical four-dimensional correction
,
Custom-made implants
pp.179-183
発行日 2022年2月1日
Published Date 2022/2/1
DOI https://doi.org/10.18888/se.0000002036
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要旨:脊柱変形矯正手術におけるストレート形状ロッドへの曲げ形成は,術者の経験や勘に左右される。患者脊柱に適合していない場合には十分な矯正が得られず,ロッドに生じるnotchや残留応力により疲労強度が低下してロッド折損や矯正損失にもつながる。これまでに特発性側弯症においてロッド形状により時空的観点を取り入れた解剖学的4D矯正手術が可能であることを実証し,こうした次世代型手術治療を容易に実現できる脊柱変形矯正用インプラントを医工連携の観点から開発してきた。現在,世界初のnotch-freeプリベントロッドとして実用化されている。高生体適合性ロッドを使用することで患者負担の軽減や手術時間の短縮が期待される。成人脊柱変形への応用も視野に入れて研究開発を継続している。
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