足関節・足部疾患の最新治療
疾患各論 外傷・スポーツ障害 Lisfranc関節損傷 Lisfranc関節損傷に対する解剖学的靱帯再建術の有用性
平野 貴章
1
,
秋山 唯
,
三井 寛之
,
前田 真吾
,
仁木 久照
1聖マリアンナ医科大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
局所解剖学
,
腱移植
,
スポーツ障害
,
足根間関節
,
治療成績
,
脱臼骨折
,
靱帯形成術
,
薄筋
Keyword:
Anatomy, Regional
,
Gracilis Muscle
,
Fracture Dislocation
,
Athletic Injuries
,
Radiography
,
Tarsal Joints
,
Treatment Outcome
pp.204-206
発行日 2016年4月10日
Published Date 2016/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2016297886
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
Lisfranc関節損傷に対して解剖学的靱帯再建術を行った13例(新鮮例10例、陳旧例3例)について検討した。その結果、1)受傷時、単純X線像によるMyerson分類はtype B2が10例、type C2が3例であった。2)Kaar評価ではtransverse instability(TI)が11例、longitudinal instability(LI)が2例であった。3)後療法は術後6週で部分荷重、術後8週で全荷重歩行とし、術後12週でジョギングなどの運動を許可した。4)調査時JSSFスケールは新鮮例で平均91.7点、陳旧例で平均93.3点と、おおむね良好であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2016