整形外科の手術手技-私はこうしている
脊椎・骨盤・体幹 仙椎・尾骨 第2仙椎alar iliac screwによる脊柱再建 新しいプローブの作成
網代 泰充
1
,
上田 修平
,
徳橋 泰明
1駿河台日本大学病院 整形外科
キーワード:
脊椎固定術
,
仙椎
,
X線CT
,
三次元イメージング
Keyword:
Spinal Fusion
,
Sacrum
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.233-236
発行日 2014年10月10日
Published Date 2014/10/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2015040723
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第2仙椎alar iliac screw(S2AI)による脊柱再建について検討した。S2A1併用による脊柱再建術を施行し、術後2年以上経過観察を行った4例を対象とした。術前CTの横断面理想刺入角は平均右40.5°、左41°、横断面のスクリュー挿入安全域は平均右33.5~56°、左30.5~59.8°、仙腸関節までの距離(最短~最長)は平均右25.8~38.3mm、左26.3~38mm、仙腸関節角は-5~16°(平均6.4±6.7°)であった。術後S2AIの横断面角度は平均右44.8°、左44.5°、矢状断面角度は平均右79.8°、左79.5であった。最終観察時、全例で仙腸関節障害圧痛点(上後腸骨棘、長後仙腸靱帯)を認めず、術中、術後2年で、S2AIに伴う合併症は認めていない。
©Nankodo Co., Ltd., 2014