整形手術手技
Sacral alar-iliac screw刺入のための骨盤計測
阿部 利樹
1
,
阿部 栄二
,
小林 孝
,
菊池 一馬
,
島田 洋一
,
宮腰 尚久
1JA秋田厚生連秋田組合総合病院 整形外科
キーワード:
骨盤計測法
,
脊柱管狭窄
,
X線CT
,
椎間板ヘルニア
,
三次元イメージング
Keyword:
Intervertebral Disc Displacement
,
Pelvimetry
,
Spinal Stenosis
,
Tomography, X-Ray Computed
,
Imaging, Three-Dimensional
pp.1090-1093
発行日 2013年9月1日
Published Date 2013/9/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013353840
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Sacral alar-iliac screw刺入のための骨盤計測を行った。腰部脊柱管狭窄症、腰椎椎間板ヘルニア、腰椎変性後側彎症などの70例を対象とした。S2椎体長は24.7±2.9mm、S2推体上縁~刺入点の距離は13.9±2.4mmであった。刺入点から下前腸骨棘への仙椎背側接線に対する刺入角度は68.5±8.4°、坐骨切痕への刺入角度は92.2±11.7°で、その許容範囲は23.6±6.3°であった。最適刺入角度は74.9±9.0°であった。最適刺入線と坐骨切痕との距離は14.3±4.3mm、股関節との距離は10.2±3.3mmであった。棘突起~刺入点の距離は23.8±2.8mmであった。垂直方向に対し刺入点から骨盤内側に接する角度は36.1±3.8°、外側に接する角度は49.7±4.5°で、その許容範囲は13.5±3.3°であった。最適刺入角度は42.4±3.6°であった。
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