発行日 2012年12月1日
Published Date 2012/12/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013098776
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三次元解析ソフトZed Hipを用いて、骨盤モデルを前後傾・回旋・側屈において様々な角度に設定した骨盤側面像を作成し、前骨盤平面角(APP角)と仙骨傾斜角(SS)の検者内・検者間誤差を比較検討した。結果、APP角の計測誤差は0.11±1.59°、級内相関係数(ICC)は0.967と非常に高い相関が認められ、絶対値でも誤差は1.2°程度と小さかった。SSの測定誤差は-0.22±3.46°、ICCは0.741と高い相関を示したが、絶対値では3°前後の誤差があった。これらの結果から、APP角はSSよりも有用な指標であると考えられた。
©Nankodo Co., Ltd., 2012