小児整形外科疾患 診断・治療の進歩
手術的治療の進歩 先天性内反足の初期治療と遺残変形への対処 足根骨バイオメカニクスを重視したPonseti法
垣花 昌隆
1
,
増田 陽子
,
大関 覚
1獨協医科大学附属越谷病院 整形外科
キーワード:
生体力学的現象
,
アキレス腱
,
ギプス包帯
,
足根骨
,
内反足
,
治療成績
,
腱切り術
Keyword:
Achilles Tendon
,
Casts, Surgical
,
Biomechanical Phenomena
,
Clubfoot
,
Tarsal Bones
,
Treatment Outcome
,
Tenotomy
pp.153-157
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2014039866
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生後3ヵ月以内にPonseti法による初期治療を行った先天性内反足17例25足の治療成績について検討した。その結果、1歳時の単純X線像において正面距踵角は44.5±5.6°、側面距踵角は37.5±6.8°、脛踵角は59.8±9.3°と、全例良好に矯正されていた。しかし、術後3年以降3例6足に再発を認め、平均3歳で再度アキレス腱の皮下切腱とSteindlerの足底腱膜解離術を追加した。
©Nankodo Co., Ltd., 2013