小児整形外科疾患 診断・治療の進歩
手術的治療の進歩 脊椎疾患 特発性脊柱側彎症に対するuniplanar screwを用いたdirect vertebral rotation法による変形矯正
関 庄二
1
,
中野 正人
,
川口 善治
,
峯 隼人
,
牧野 紘士
,
安田 剛敏
,
木村 友厚
1富山大学 整形外科
キーワード:
X線診断
,
骨ねじ
,
脊柱側彎症
,
脊椎固定術
Keyword:
Bone Screws
,
Radiography
,
Scoliosis
,
Spinal Fusion
pp.94-99
発行日 2013年10月20日
Published Date 2013/10/20
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2014039855
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
特発性脊柱側彎症に対してuniplanar screwを用いたdirect vertebral rotation法による変形矯正を行った16例を対象に、椎弓根スクリューの刺入深度や椎弓根に対するスクリュー径と術前後の椎体回旋改善角度との関係について検討した。その結果、椎弓根スクリューの逸脱はgrade 2が10本、grade 3が3本で、逸脱率は5.0%であった。両側のスクリュー刺入深度が深くなればなるほど、椎体回旋改善角度は有意に上昇した。また、両側スクリュー径が太いほど、椎体回旋改善角度は改善する傾向を示した。
©Nankodo Co., Ltd., 2013