発行日 2013年1月1日
Published Date 2013/1/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2013162432
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症例は71歳女性で、腰痛、右下肢のしびれを主訴に、脊柱後側彎症と診断のもとTh8~L5矯正固定術を施行した。術後、腰痛は一時改善したが、術後1年で冠状面バランスの悪化に伴う腰痛の再燃が認められたため、再手術を行う方針とした。本症例ではL5/S1レベルの椎間板の楔状化および不安定性、L1~L5で6°の後彎変形、L3/L4レベルでの楔上化が認められたため、L5/S1経椎間孔的腰椎椎体間固定術、L4レベルでpedicle subtraction osteotmyを行った。再手術後腰痛は消失し、冠状面および矢状面バランスも著明に改善した。また、側方への動揺もなくなり、歩容も安定が得られた。
©Nankodo Co., Ltd., 2013