腰椎疾患up-to-date
腰椎疾患に対する保存的治療 その他の治療法 腰椎分離症の装具療法 各種コルセット間の伸展抑制効果の比較
中野 和彦
1
,
山下 敏彦
1西岡第一病院 スポーツ整形外科
キーワード:
脊椎分離症
,
腰椎
,
治療成績
,
体幹装具
,
運動選手
Keyword:
Lumbar Vertebrae
,
Spondylolysis
,
Treatment Outcome
,
Athletes
pp.113-117
発行日 2013年4月15日
Published Date 2013/4/15
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2013222851
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強い伸展抑制が期待できる軟性コルセットを選定して、ダーメンコルセットおよび硬性コルセットと比較した。腰椎分離症の成長期スポーツ選手4例を対象とした。腰椎前彎角はダーメンコルセット平均58.5°、軟性コルセット平均54.7°、L3-L4前彎角はダーメンコルセット平均11.5°、軟性コルセット平均10.7°、L4-L5前彎角はダーメンコルセット平均19.7°、軟性コルセット平均18.5°、L5-S1前彎角はダーメンコルセット平均20.2°、軟性コルセット平均20.0°と、軟性コルセットはダーメンコルセットに劣らない伸展抑制効果を認めた。腰椎前彎角は硬性コルセット57°、軟性コルセット51°、L3-L4前彎角は硬性コルセット9°、軟性コルセット7.5°、L4-L5前彎角は硬性コルセット9°、軟性コルセット8°と軟性装具でより強い伸展抑制効果を認めた。L5-S1前彎角はともに31°であった。
©Nankodo Co., Ltd., 2013