発行日 2006年4月10日
Published Date 2006/4/10
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006184928
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Morton病の診断を受けた112例127足を対象とし,特徴と治療効果について明らかにするとともに,その特徴を欧米の報告と比較した.女性に多くみられた.10例10足はstage 1で,46例51足はstage 2で軽快し,56例61足は保存的に軽快した.保存的治療で効果がなく手術にいたったものは28例31足,手術を予定しているものは7例7足であった.手術を行った症例のうち,26趾間において手術所見が評価可能であった.112例127足のうち他の足部疾患を合併しているものは20例23足であった.知覚異常は67%と高率に認めた.関節リウマチ(RA)は8例に合併した.1例を除く7例において保存的に軽快した.発生部位は第2趾間(55%),第3趾間(45%)であり第2趾間にもっとも多くみられた.知覚異常は30%と比較的少なかった
©Nankodo Co., Ltd., 2006