発行日 2006年2月1日
Published Date 2006/2/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2006128148
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
保存的治療に抵抗したHunter管症候群2例3膝を経験した.症例1:77歳女.両大腿内側部~膝の疼痛を契機にHunter管症候群と診断し,ブロック治療を継続したが症状が徐々に増悪し,歩行困難となったために手術を行い,伏在神経は両側ともHunter管出口のところで絞扼をされ,狭小化していた.広筋内転筋板を切離し神経剥離を行ったところ,術直後から症状は消失した.症例2:65歳男.左大腿内側部~膝の疼痛の出現を契機にHunter管症候群を疑い,局麻薬とステロイドの局注を行ったところ,効果が不十分であったことから手術を行い,左伏在神経剥離術を行ったところ,直後より疼痛は消失した
©Nankodo Co., Ltd., 2006