発行日 2005年10月11日
Published Date 2005/10/11
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2006049585
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対象は52例65関節で男性40例,女性12例,平均手術時年齢41歳,平均追跡期間15年であった.日整会股関節機能判定基準は43.1%が79点以下であった.29.2%に鼠径部痛または臀部痛を認め,関節裂隙の消失を認めた症例,2mm以上のカップ移動を認めた症例,女性が有意な関連因子であった.4mm以上のカップ移動を9.2%に認め術前病期が有意な関連因子であった.ステムの弛みはセメント非使用のみに41.4%認め,男性が有意に多かった.再置換術は19関節に施行され,初回手術後平均9.2年であった.再置換術,ステムの弛み,4mm以上のカップ移動をエンドポイントとした生存率曲線は20年で51.5%であり,本術式の長期成績は不良であった
©Nankodo Co., Ltd., 2005