発行日 2003年10月24日
Published Date 2003/10/24
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004069960
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動力装置(ポンプ)と空気袋(エアバッグ)及び両者をつなぐチューブからなる関節可動域(ROM)増強装置を開発した.ポンプは間欠的に作動させることができ,作動・停止を繰り返すことでエアバッグは膨隆・縮小する.本装置の性能の評価するため,健常成人10名を被験者として,エアバッグに大腿・下腿を固定し,エアバッグを膨らませたあと,ポンプの作動時間を1分,停止時間を30秒に設定して15分作動させ,最大屈曲位での股関節・膝関節ROMを測定した.その結果,股関節の最大屈曲角度は60~75°(平均68.5°)で,同角度は下肢長と負の相関を示した.膝関節の最大屈曲角度は55~65°(平均62°)で,下肢長との間に相関は認められなかった
©Nankodo Co., Ltd., 2003