発行日 2003年4月1日
Published Date 2003/4/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00764.2003226071
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股関節にも著しい可動域(ROM)制限を有する膝関節拘縮症例2例(27歳女,64歳男)に対し,観血的授動術後にTherapeutic Exercise Machine(TEM)を用いてROM訓練を行った.TEMを用いて股関節の角度を症例ごとに最適に設定したことにより,股関節痛を誘発することなく,また,股関節のROM制限に左右されることなく膝関節の十分なROM訓練が可能となり,良好な術後ROMが獲得できた.股関節に著しい痛みやROM制限を有する膝関節拘縮の症例に対して授動術を行う場合には,TEMは有効な後療法の一つと考えられた
©Nankodo Co., Ltd., 2003