発行日 2003年10月24日
Published Date 2003/10/24
DOI https://doi.org/10.15106/J04037.2004069927
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エム・イー・システム社製の創外固定器Bone Grow external Fixatorについて特徴や適応,手術手技などを概説した.最も大きな特徴は軽量化であり,チタン合金のハーフピン4本とアルミニウム合金製の本体,カーボンロッド2本の総重量はおよそ145gと,Hoffmann式創外固定器の約半分である.又,ダブルロッド方式により,ピンクランプの自由度は三次元方向に高く,ハーフピンの刺入方向や位置は制約されない.転位の著しい状態でハーフピンを刺入してもピンクランプの装着が可能で,その後の整復操作にスムーズに移行できる.主な適応は,転位が大きく骨癒合が期待できない2-part骨折及び大結節骨折を伴った3-part骨折である
©Nankodo Co., Ltd., 2003