肝臓を診る-肝臓病のキモ 肝不全・肝硬変・肝細胞がん
肝硬変 栄養療法 内科医としての腕の見せどころ
川村 直弘
1
1杏林大学 医学部第三内科
キーワード:
栄養障害
,
栄養必要量
,
栄養評価
,
肝硬変
,
食事療法
,
診療ガイドライン
,
栄養管理
,
間食
,
肝硬変用アミノ酸製剤
Keyword:
Diet Therapy
,
Liver Cirrhosis
,
Nutrition Disorders
,
Nutritional Requirements
,
Nutrition Assessment
,
Practice Guidelines as Topic
,
Nutrition Therapy
,
Snacks
pp.1177-1180
発行日 2017年6月1日
Published Date 2017/6/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2017264381
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肝硬変の栄養障害は,蛋白・エネルギー低栄養状態(PEM)を呈することで予後やQOLを低下させることが知られている.また,糖や脂質代謝,微量元素,ビタミンなどあらゆる局面においてみられるため栄養療法が重要になる.日本消化器病学会「肝硬変診療ガイドライン」や病態栄養学会などの基準を用いて,必要な摂取カロリー,就寝前軽食(LES)の導入,分岐鎖アミノ酸(BCAA)の使い方など肝硬変における栄養療法について解説する.
©Nankodo Co., Ltd., 2017