特集 栄養療法のコツとピットフォール-実践力アップに活かす最新情報
(Part 3)疾患別の栄養療法のコツとピットフォール 肝臓・肝硬変
原 なぎさ
1
,
高橋 宏和
1佐賀大学医学部附属病院 肝疾患センター
キーワード:
栄養障害
,
栄養評価
,
経腸栄養
,
肝硬変
,
肝性脳症
,
減塩食
,
インピーダンス
,
身体組成
,
栄養管理
,
栄養指導
,
筋肉減少症
,
肝硬変用アミノ酸製剤
,
肝不全用成分栄養剤
Keyword:
Electric Impedance
,
Nutrition Assessment
,
Diet, Sodium-Restricted
,
Enteral Nutrition
,
Body Composition
,
Liver Cirrhosis
,
Nutrition Disorders
,
Hepatic Encephalopathy
,
Sarcopenia
,
Nutrition Therapy
pp.532-540
発行日 2022年9月25日
Published Date 2022/9/25
DOI https://doi.org/10.32118/J01532.2023035859
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<Key Point>・「肝硬変診療ガイドライン2020」では、栄養療法におけるスクリーニングに、血清アルブミン値3.5g/dL以下に加えて、肝予備能の悪化が、新たな指標としてサルコペニア判定が加わった。・栄養状態の評価は、栄養摂取状態・体組成評価・血液生化学的の評価などを用いて総合的に行う。・非代償期では、合併症や治療を見据えた食事調整、必要に応じて分岐鎖アミノ酸(branched chain amino acid:BCAA)製剤や肝不全用経腸栄養剤を使い分け、就寝前エネルギー投与(late evening snack:LES)を検討する。・患者目線では肝硬変とは結び付きにくい合併症は、簡易質問票を用いることで、メディカルスタッフや肝炎医療コーディネーターが確認できる。
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