プライマリケア医もできる! 関節リウマチ診療 注意が必要な合併症・副作用対策
生物学的製剤使用時の副作用モニタリングとその対策
水品 研之介
1
,
亀田 秀人
1東邦大学 医学部内科学講座膠原病学分野
キーワード:
Isoniazid
,
ウイルス活性化
,
肝炎-B型
,
B型肝炎ウイルス
,
関節リウマチ
,
鑑別診断
,
生物学的製剤
,
肺炎-ニューモシスチス
,
発熱
,
非結核性抗酸菌症
,
保菌者状態
,
Trimethoprim-Sulfamethoxazole
,
診療ガイドライン
,
肺炎-細菌性
,
Pneumocystis jirovecii
,
結核-潜伏
Keyword:
Arthritis, Rheumatoid
,
Biological Products
,
Carrier State
,
Diagnosis, Differential
,
Fever
,
Hepatitis B
,
Hepatitis B virus
,
Isoniazid
,
Mycobacterium Infections, Nontuberculous
,
Pneumonia, Pneumocystis
,
Virus Activation
,
Trimethoprim, Sulfamethoxazole Drug Combination
,
Practice Guidelines as Topic
,
Pneumonia, Bacterial
,
Latent Tuberculosis
pp.1189-1193
発行日 2016年5月1日
Published Date 2016/5/1
DOI https://doi.org/10.15106/J00974.2016214751
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2003年にinfliximab(IFX)が関節リウマチ(RA)に対してわが国で用いられるようになり,現在ではTNF阻害薬が5種類,IL-6阻害薬1剤,CTLA4-Ig融合蛋白1剤が使用可能で,日常診療においても関節破壊の進行を抑制し,構造的,機能的予後を改善させることが可能となった.一方で感染症をはじめとする副作用も問題となっている.生物学的製剤を有効に使用するには,これらのリスクマネジメントが非常に重要である.
©Nankodo Co., Ltd., 2016